読んだら忘れない読書術 樺沢紫苑著 サンマーク出版

□私がこれほどたくさん読書する理由は、「楽しいから」です。これがまず基本です。
本を読んでいる瞬間は、楽しい! ただそれだけ。だから、本を読んだら、また次の本を読みたくなる。結果として、楽しいから1ヶ月で30冊、知らず知らずのうちに読んでいる。そして、知らず知らずのうちに、自己成長しているのです。

□ただ楽しみながら読むだけで、記憶にも残り、学びも大きく、自己成長につながる。「自己成長」を目的にしないほうが、結果として猛烈な自己成長につながるのです。

□さまざまな研究によって、読書が「記憶力」「思考力」「集中力」「情報処理能力」「共感力」「コミュニケーション能力」「創造力」などを鍛えてくれることが判明しているということです。

□成功している経営者の共通点とは?
私の友人の経営コンサルタント、野田宜成さん。彼は今までに9000人以上の経営者と会い、500社以上の企業にコンサルタントとして携わってきたそうです。その野田さんに、「成功している経営者の共通点は何ですか?」と尋ねたところ、興味深い答えが返ってきました。
成功している経営者のほとんどが、「読書家」である、というのです。
では、成功している経営者で、本を読まない人はいないのかというと、当然そういう人もいるそうです。しかし、本を読まない経営者で、10年、20年と継続的に結果を出す例は極めて稀なのだそうです。つまり、本を読まない経営者は、結果を出せたとしても「一発屋」で終わる可能性が高い。連戦連勝は難しいのだと。
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本を読まない人は「我流」です。その「我流」がたまたまうまくいくこともあるでしょうが、毎回、毎回「我流」が通じるほど、世の中は甘くありません。
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ビジネスで、そして社会的に成功したければ、そして高い収入を得たければ、「読書」するしかないと思います。