経営理念はなぜ大事?

□いい会社はいい理念を持ち、かつ、それが社員に浸透している。

《利益を追わなくなると、なぜ会社は儲かるのか 坂本光司著》

□集団が機能し、成果を生み出すためには、そのめざすべき方向が明確であり、その方向に集団を構成する全員のベクトルを合わせなければならない。企業であれば、ベクトルを合わせるのは、経営理念や社是と呼ばれる規範である。そして、そのベースには、根幹となる考え方あるいは哲学が存在しなくてはならない。

《新版・敬天愛人 稲盛和夫著》

□・・・会社は、売上・利益が減ると会社存続の危機に直面することになります。そのため、ますます組織の維持、つまり売上・利益を高めることが目的化していくのです。
・・・企業の本来の目的をないがしろにしていると、長期的に見れば多くの利害関係者から見放される運命にあります。このように、無意識のうち売上・利益を高めることが目的化してしまうからこそ、「組織の目的は何か」ということを、たえず意識する必要があるのです。

《「いい会社」のつくり方 藤井正隆著》

□儲けるために会社を起こす。要するに儲けることが理念だと、儲かっているときはいいが、うまくいかなくなると、糸の切れた凧になってしまう。

経営理念のイメージ

経営理念により得られる具体的な効果

□やる気を生み出す。

⑴なぜこの仕事をしているのか?→答え「人を幸せにするため、・・・をしている。」
⑵なぜこの仕事が重要なのか?→答え「人を幸せにするから、・・・することが重要。」
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仕事の意味を理解することにより、やる気を生み出すことができる。

□考え方、行動に一貫性が生まれる。

□心のより所になる。

□会社の宣伝効果がある(営業面はもちろん、就職希望者に対しても期待できる)。

経営理念の事例

□「経営理念の事例」を作りました。経営理念について、よりイメージがつかめると思いますので、ぜひ一度目を通してみてください。
経営理念の事例(PDFファイル)クリックのイメージ

経営理念についてもっと勉強したい。いい本はない?

《日本一わかりやすい経営理念のつくり方 坂上仁志著 中経出版》

がおすすめです。とてもわかりやすく、しかもコンパクトにまとめられています(ある程度、経営理念を知っている人にとっては、もの足りないかもしれません)。